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美濃加茂市の土地区画整理事業について知りたい
土地区画整理事業にはどのような役割がありますか
土地区画整理事業は、まちづくりに大きな役割を果たしています。
(1)土地区画整理事業は全国で多くの事業が実施されています
一定区域を面的に総合整備する「土地区画整理事業」は、優れたまちづくりの手法として全国で多くの事業が実施されています。
(2)区画整理は都市整備に大きな役割を果たしています
道路の築造に合わせ上・下水道を整備して、美濃加茂市の都市整備及び道路交通網整備においても大きな役割を果たしています。
(3)事業の特徴は、土地所有者が道路や公園などの用地を提供し合うことです
道路や公園などの公共施設の整備水準が低く、宅地が不整形で利用効率が低い市街地を面的に整備し、安全で快適なまちにするため、個々の宅地を整形にし、新しく必要になる道路や公園などを造るのが区画整理です。
また、市街地周辺においては先行的に区画整理を実施し、良質な住宅地や工業団地を造成します。
土地区画整理事業では、土地所有者が道路や公園などの用地を提供し合い、住みよいまちを造ることが特徴になっています。
土地区画整理事業の整備内容について知りたい
(1)暮らしを支える道路を整備します
都市の骨格を形成する幹線道路から、日常生活に必要な区画道路までを計画的に整備します。
(2)公園・緑地など緑豊かな憩いの空間を演出します
公園・緑地等の空間は、生活する皆さんの憩いの場として快適な居住空間を演出しています。また、防火水槽の設置等、防災面でも重要度を増しています。区画整理事業では、公園・緑地の確保においても大きな役割を果たしています。
(3)浸水対策と環境整備に努めます
調整池等の排水施設により浸水が起きないように整備します。また、調整池を公園施設と同化させることにより、緑豊かで快適な環境を整備しています。
(4)暮らしの快適さを向上させます
安全で安定した生活用水供給のための上水道や、快適で衛生的な都市生活の基盤施設である下水道の整備も一体的に行い、暮らしの快適さを総合的に高めています。
土地区画整理事業のしくみはどうなっていますか
区画整理は道路、公園、河川などの公共施設の整備を行いながら宅地(土地)を再配置して、新たな街並みの形成や既成市街地の再整備を行うことを目的としています。
道路、公園などの公共施設のための用地や事業費の一部に充てるための保留地は、土地所有者のみなさまが負担するしくみになっています。
このため、整理後の土地の面積は、整理前に比べて減少することになります。このことを「減歩(げんぶ)」といいます。
宅地(土地)の整備に関しては、道路、公園などの公共施設を整備しながら、それぞれの宅地(土地)の持つ条件を考慮して、利用しやすいように再配置します。このように、もとの宅地に対して置き換えられた宅地を「換地(かんち)」といいます。
換地には、もとの宅地(土地)についての権利(所有権、地上権、賃借権等)がそのまま移ります。
土地区画整備事業費について
事業費:家屋等の移転補償費、道路・公園などの整備費、調査設計費、事務費などに使われます。
事業費の財源:保留地処分金、市助成金、国庫補助金、公共施設管理者負担金などです。
土地区画整理事業の施行者
土地区画整理事業は、地区の状況に応じて、以下の者が行いますが、美濃加茂市では主に組合が事業を行っています。
- 地方公共団体:都道府県、市町村が施行します。
- 組合:土地所有者または借地権者が、7名以上で土地区画整理組合を設立して施行します。
- 個人:土地所有者、地権者またはその同意を得た者が、1人または数人で施行します。
- 行政法人等:独立行政法人都市再生機構、地方住宅供給公社などが施行します。
- 会社:土地所有者または借地権者が株主または社員となる株式会社または有限会社が施行します。