蛇口からでる水道水が気になったときは

水の色が赤い場合

水をしばらく流してから使うことをおすすめします。

原因は、管内に付着した鉄さびが流れ出たためと考えられます。
鉄は人体の必須元素で、過剰摂取した場合でも大部分が排泄されますので、重大な健康障害を起こすことはありません。
(1)使い始めだけに色が付く場合は、配管に滞留した鉄さびによると考えられます。

(2)常に赤い水が出る場合は、家の中の配管全体が老朽化し、さび付いていることが考えられます。
その場合は、家の中の配管をお取り替えすることをおすすめします。
取替えする場合は、屋内配管に使用される管は多種ありますので、その特徴を理解した上で選ぶことが大切です。

水が白く濁っている場合

水をしばらく流してから使うことをおすすめします。

これは圧力がかかった水道管のなかで水に溶けていた空気が、蛇口を開けることにより開放され気泡となることにより見られる現象で、衛生的には全く問題ありません。

水が青い場合

容器やタオルに石鹸や汚れが残らないようにこまめに洗浄してください。

浴槽やタオルが青くなるケースでは、配管に使われている銅が溶けだし、浴槽やタオルに付着している石鹸や汚れの成分と反応し、青色のいわゆる「銅石鹸」が生成したことが考えられます。

水まわりが桃色になる

こまめに清掃することと日頃から換気をよくして湿気を減らすことにより予防することができます。

空気中の雑菌が浴槽やトイレなどの水まわりで繁殖し、桃色や赤の色素を産出したことが考えられます。

水まわりに白いものがつく

こまめに清掃することをおすすめします。

水道水が蒸発した後に残ったカルシウム、マグネシウム等のミネラル分と考えられます。
やかんや加湿器の噴き出し口などの水の蒸発・乾燥が繰り返される部分に白く付着していきます。

塩素臭い

塩素の臭いが気になる場合は、いったん水を沸騰させると臭いはなくなります。

水道の水を安全にするために、塩素による殺菌を行っているためです。

灯油臭い

原因を調査する必要があり生ます。

外の灯油のタンクや配管から灯油が漏れ、土中の水道管が灯油で浸されて中の水道水に臭いが付いたことが考えられます。
その場合は、油の浸透した土を取り替え、臭いが消えるまで水を流してください。
灯油タンクや配管は水道管と離れた位置に設置することをおすすめします。

金属的なにおいや味がする

水をしばらく流してから使うことをおすすめします。

家の中の配管に、鉄や銅などの金属が使用されている場合は、朝の出し始めなど管内に長時間滞留した水に金属のにおいや味が付いていることがあります。

お問い合わせ先

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