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第20回美濃加茂市坪内逍遙大賞が野村萬斎さん(狂言師)に決定しました

ページID:0011436 更新日:2024年5月22日更新 印刷ページ表示

美濃加茂市坪内逍遙大賞

美濃加茂市では、市出身の近代文学の先駆者 坪内逍遙博士の功績を称え、市民文化の向上を図るため、平成6年度に「坪内逍遙大賞」を制定しました。これは、全国の個人または団体による演劇に関する活動・著作のうち、再認識させるような優秀な活動・著作を表彰しているものです。

平成19年4月に早稲田大学との「文化交流に関する協定」締結以降は、市と早稲田大学がそれぞれ隔年で実施し、これまでに第1回目の歌舞伎役者・六代目 中村歌右衛門氏にはじまり、俳優の仲代達矢氏(第7回)や吉永小百合氏(第15回)、北川悦吏子氏(第17回)など、日本を代表する方々を表彰しています。

今回、第20回美濃加茂市坪内逍遙大賞に狂言師の野村萬斎さんが決定しましたのでお知らせいたします。なお、授賞式や記念事業につきましては、令和7年の3月を予定していますが、詳細が決まり次第改めてお知らせいたします。

第20回美濃加茂市坪内逍遙大賞授賞者

受賞した野村萬斎さんの写真

野村萬斎 氏(狂言師)

プロフィール

1966年生まれ。狂言師。祖父・故六世野村万蔵及び父・野村万作に師事。重要無形文化財総合指定者。3歳で初舞台。東京芸術大学音楽学部卒業。「狂言ござる乃座」主宰。
国内外で多数の狂言・能公演に参加、普及に貢献する一方、現代劇や映画・テレビドラマの主演、舞台『敦-山月記・名人伝-』『マクベス』『子午線の祀り』「能 狂言『鬼滅の刃』」『ハムレット』をはじめ、古典の技法を駆使した作品の演出など幅広く活躍。23年には全国共同制作オペラ「こうもり」演出、石川県で開催された国民文化祭で開閉会式総合ディレクターを務めるなど、現在の日本の文化芸術を牽引するトップランナーのひとり。現代に生きる狂言師として、あらゆる活動を通し狂言の在り方を問うている。

94年に文化庁芸術家在外研修制度により渡英。芸術祭新人賞・優秀賞、芸術選奨文部科学大臣新人賞、朝日舞台芸術賞、紀伊國屋演劇賞等受賞多数。18年毎日芸術賞千田是也賞受賞。21年観世寿夫記念法政大学能楽賞、22年松尾芸能大賞を受賞。著書に『萬斎でござる』『MANSAI◎解体新書』(朝日新聞出版)、『狂言サイボーグ』(日本経済新聞社/文春文庫)等がある。石川県立音楽堂邦楽監督、東京芸術大学客員教授。(公社)全国公立文化施設協会会長。
早稲田大学推薦校友、16年度校友会稲魂賞特別賞受賞。

 

授賞理由

野村萬斎氏は、狂言師として古典の知恵を現代に活かすことを根本としてご活躍されており、古典の技法を駆使したシェイクスピア戯曲の演出や演技に精力的に取り組んでおられ、能・狂言はもとより、現代演劇の出演・演出や、ジャンルを超えた活動に果敢に挑戦する姿勢とその功績は非常に大きいものであることから、第20回坪内逍遙大賞に決定いたしました。