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旧伊深村役場庁舎(国登録有形文化財)

ページID:0001045 更新日:2024年3月1日更新 印刷ページ表示

 昭和11(1936)年3月に建築された旧伊深村役場庁舎は、平成29(2017)年度に行った大規模修繕を終え、地域の交流施設として新しく生まれ変わりました。

旧伊深村役場庁舎(国登録有形文化財)の画像1

広報ブログ(みのかも取材日記)で見る『旧伊深村役場庁舎再生プロジェクト』

表1
2017年04月28日 建物調査の実施<外部リンク>
2017年06月06日 第1回住民ワークショップの開催<外部リンク>
2017年07月08日 第2回住民ワークショップの開催<外部リンク>
2018年05月25日 リニューアルオープン記念式典の開催<外部リンク>
2021年02月03日 伊深小6年生による清掃活動<外部リンク>
2021年04月01日 カフェ再オープン「いぶカフェ」<外部リンク>

歴史

 1936(昭和11)年3月、前身の役場があった場所(現在地)に、西洋建築をベースに和風の意匠と技法により村役場は創建されました。左右対称性の強い正面外観が特徴で、昭和初期の地方建築技法を今に伝えています。

 1954(昭和29)年4月、町村合併により伊深村が美濃加茂市伊深町になると、村役場は伊深支所となり、1969(昭和44)には伊深連絡所へと名称変更しました。

旧伊深村役場庁舎(建築当時)の画像
(建築当時)

 1981年(昭和56)年、道路を挟んだ南側に伊深連絡所が建設されると、村役場は内装を大規模に改変し「伊深自治会館」として、地域住民の集会場やサークル活動の場となりました。

 2016(平成28)年11月、国土の歴史的景観に寄与しているものとして、国の登録有形文化財に登録されました。

旧伊深村役場庁舎(自治会館として使われていた頃)の画像
(自治会館として使われていた頃)

 2017年(平成29)年度、創建当時の外観を復原し、地域住民が交流できるカフェスペースを整備するために大規模修繕を行いました。

 2018年(平成30)年5月、地域住民の交流の場として、市外部からの玄関口として、新たな交流拠点施設がオープンしました。

旧伊深村役場庁舎(改修直後)の画像
(改修直後)

2017年度大規模修繕の概要

表2
延床面積 135.15平方メートル
工期 2017年11月~2018年3月
設計監理 (株)林廣伸建築事務所
デザイン監修 早稲田大学創造理工学部古谷誠章研究室
施工 田中社寺(株)

活用

 国登録有形文化財に登録されている外観は創建当時の意匠を保存したまま復原し、室内は村役場の面影を残しつつ、地域住民が日常的に集える場になるよう現代的なデザインで実現しました。
 令和3年4月1日に里山の魅力を発信するカフェ「いぶカフェ」が、オープン。地元の野菜や特産品を使用した料理やスイーツのほか、狩猟免許を持つ店主が厳選した安全かつ安心な鹿肉等を使ったジビエ料理をお楽しみいただけます。詳細は、いぶカフェウェブサイト<外部リンク>からご確認ください。
旧伊深村役場庁舎(国登録有形文化財)の画像2
旧伊深村役場庁舎(国登録有形文化財)の画像3
旧伊深村役場庁舎(国登録有形文化財)の画像4