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「フードマイレージ」を知っていますか?

ページID:0001760 更新日:2023年12月27日更新 印刷ページ表示

フードマイレージとは

食料の生産と消費に関する環境への影響について考えたことはありますか?その影響を分かりやすく指標にしたものが「フードマイレージ」です。フードマイレージは食料の輸送量に輸送距離を掛け合わせた指標で、食料が生産地から私たちの食卓に届くまでに環境にかかる負担を数値にしたものです。食料の長距離輸送には、トラックや船舶、飛行機などの輸送手段がありますが、運行には化石燃料を使用し、大気中に二酸化炭素(CO2)を排出します。また、食料を長距離輸送する際には多くの梱包材料が必要とされ、こちらも環境に負担をかける要因となります。

日本のフードマイレージ

日頃私たちは、いろいろな国から輸入された食料を食べています。日本の食料自給率はカロリーベースで38%(2019年度)と、約6割を輸入に頼っています。そうした中で、日本の人口1人あたりの輸入食料のフードマイレージは、島国という特性もあり諸外国に比べて高い傾向にあります。
国別人口1人当たりの輸入食料のフードマイレージの画像。日本の場合、2001年7093トン/キロメートル、2010年6770トン/キロメートル。米国、2001年1051トン/キロメートル。英国、2001年3195トン/キロメートル。フランス、2001年1738トン/キロメートル。ドイツ、2001年2090トン/キロメートル。出展、令和2年度版環境白書

フードマイレージを抑えよう

フードマイレージを抑える方法として地産地消・旬産旬消をご紹介します。地元の旬の食材を食べることは、生産・輸送・保存にかかるエネルギーを低く抑えることにつながります。また、旬の食材はおいしく、栄養価も高く、食を通じて日本の季節感や地域の気候風土を感じることも出来ます。そして、食の地産地消は地域の活性や食料安全保障にも貢献することが出来ます。
季節ごとの旬の食べ物の画像。春、菜の花・イチゴ・あさり・タケノコ。夏、きゅうり・トマト・アジ・スイカ。秋、サツマイモ・カキ・サンマ・栗。冬、白菜・ミカン・ぶり・大根。
地元で取れた旬の食材を選ぶことは、環境にやさしい選択です。持続可能な未来への一歩として、食事の選択においてフードマイレージを意識しましょう。