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特定外来生物「アルゼンチンアリ」にご注意ください
美濃加茂市内で特定外来生物「アルゼンチンアリ」が発見されています。アルゼンチンアリは、毒はありませんが、屋内に侵入し、台所の食べ物に群がる「不快害虫」であり、繁殖力が強く、在来のアリを駆逐するなど生態系への影響も大きいため防除が必要です。
特徴
- 体長約2.5mm、茶褐色、在来のアリと比べて細長く、長い触覚を持つ。
- 動きが素早く、多数で行列を作る。
生態
- 毒は持たないが、咬むことがある。
- 巣は、地中だけでなくコンクリート壁の隙間や、防草シートの裏、植木鉢の中や下など、どこにでも作る。※車のトランクに営巣したり、家屋の隙間に営巣し、屋内に侵入する例もある。
- アブラムシやカイガラムシなどの農業害虫と共生関係にあるため、これらが繁殖することで農作物に被害を及ぼすことがある。
防除
- 巣ごとの駆除が重要。熱湯やアルゼンチンアリ専用の「液型殺虫剤」を巣に流し込む、ロングノズル付きスプレー殺虫剤による巣への直接噴霧、専用の「餌型殺虫剤」の設置が効果的。
- 個体については市販の家庭用殺虫剤で駆除可能。
情報提供に関するお願い
アルゼンチンアリは早期対応が重要となります。アルゼンチンアリの疑いがあるアリを見つけたら、美濃加茂市環境課(0574-25-2111 内線307)へ連絡してください。
※疑いのあるアリは殺虫剤等で駆除後、死骸の保管をお願いします。環境課で引き取り確認を行います。
市内、太田本町と古井町下古井の一部で確認されたアルゼンチンアリの防除については「令和5年度岐阜県清流の国ぎふ森林・環境基金事業補助金」の交付決定を受けて実施しております。
特定外来生物アルゼンチンアリ【環境省】<外部リンク>
アルゼンチンアリの見分け方【環境省】<外部リンク>
語句解説
- 基金(ききん)
特定の目的のために財産を維持し、資金を積み立てまたは定額の資金を運用するために設けられる資金または財産をいいます。財政調整基金は、年度間の財源不均衡を調整したり、減債基金は、市債の償還(返済)を計画的に実施するための積立金です。